Dropbox Businessへの移行で、快適な共同作業環境を手軽に実現!

2022年6月14日

Dropbox Businessへの移行で、快適な共同作業環境を手軽に実現!

テレワークなどの新たな働き方にあわせ、Dropboxのビジネス利用をはじめる企業やユーザーが急増しています。なかには「無料のDropbox Basic(個人向け)を仕事でも利用している」という方がいますが、それはおすすめできません。無料のDropbox Basic(個人向け)はあくまで個人での利用を想定しており、セキュリティ面でのリスクや、利用できる容量に制限があることから、ビジネス利用には不向きです。これを期に、現在利用しているDropbox Basic(個人向け)から企業向けのDropbox Businessに移行し、安全・快適な環境を整えましょう。

目次

  1. 1. 個人版と法人版の違い
    1. 1-1. Dropbox Businessはチーム作業の機能が充実
    2. 1-2. Dropbox Businessは「管理者」によるユーザー管理が可能
  2. 2. Dropbox Businessは便利な共同作業機能が充実
  3. 3. 無料の個人版「Dropbox Basic」からの移行  
    1. 3-1. Dropbox Businessを管理者として利用する場合
    2. 3-2. Dropbox Basic利用者をDropbox Business環境のメンバーに招待する場合
  4. 4. 有料の個人版「Dropbox Professional/Plus」からの移行

1. 個人版と法人版の違い

1-1. DropboxBusiness はチーム作業の機能が充実

Dropbox Businessは、法人向けのサービスです。ビジネス向けにチームで作業するための機能が充実し、セキュリティ機能が強化されています。Dropbox Basic(個人向け)との違いとして、大きく3つのポイントがあります。

1. 大容量ストレージ
Dropbox Business Standardならチームで5TB、Dropbox Business Advancedなら、チームで15TB~※の大容量なので、容量の大きい動画データでも安心です。大量のデータを扱う業務でも、容量不足の心配がありません。

  • ※Advancedプランは初期導入時、1アクティブユーザー5TB分付与され、メンバーはその合計容量を自由に使えます。
  • ※アクティブユーザーとは、定期的にログインし、Dropboxを使用するユーザーです。
  • ※たよれーる Dropbox Businessでは容量追加のみのオプションは現状ご用意しておりません。Advancedプランの容量を増やしたい場合は、ユーザー数を追加いただければ、1アクティブユーザーにつき5TBがチームに付与されます。

2. 各種管理機能
Dropbox Businessにはチームとしてアカウントやデータをまとめて管理するための管理者機能があります。メンバーの追加や削除も簡単に行えます。

3. 高度なセキュリティ
共有範囲の設定やローカルデータの遠隔削除など、高度なセキュリティ設定が可能です。

Dropboxプラン比較

    個人向け チーム向け(法人)
Dropbox プラン   Basic(無料)   Professional Standard Advanced
  対象 個人 個人 小規模・部門 中小~大企業
容量 ストレージ容量 2GB 3TB 5TB/契約 5TB/ユーザー※
Transfer転送容量
(ファイル転送時の容量)
100MB 100GB 2GB 100GB
管理機能 チームフォルダ - -
ファイルリンク共有 作成のみ パスワード、有効期限設定 パスワード、有効期限設定 パスワード、有効期限設定
管理コンソール 作成のみ 編集、閲覧の権限設定 編集、閲覧の権限設定 編集、閲覧の権限設定
セキュリティ ランサムウェアの検知と復元 - - -
セキュリティアラートと通知 - - -
アクティビティログ
(編集履歴の管理)
- -
ファイル単位のログ - -
デバイス数制限 - -
外部共有レポート - -
ウェブセッション管理 - -
シングルサインオン連携 - - -
Transferの詳細設定
(ファイル転送機能)
- パスワード、保存期限設定 - パスワード、保存期限設定
  • ※Advancedプランは初期導入時、1アクティブユーザー5TB分付与され、メンバーはその合計容量を自由に使えます。
  • ※アクティブユーザーとは、定期的にログインし、Dropboxを使用するユーザーです。
  • ※たよれーる Dropbox Businessでは容量追加のみのオプションは現状ご用意しておりません。Advancedプランの容量を増やしたい場合は、ユーザー数を追加いただければ、1アクティブユーザーにつき5TBがチームに付与されます。

1-2. DropboxBusinessは「管理者」によるユーザー管理が可能

Dropbox Businessには「管理者」と「チームメンバー」がおり、Dropbox Businessを使う際には、メンバーを管理する「管理者」を立てる必要があります。「管理者」はユーザーの追加や削除、ユーザーの利用履歴やアクセスしたデバイスなどをチェックすることが可能です。また、「管理者」は不正アクセスや不正利用などの問題があった場合にユーザーのパスワード変更やアクセス制限といった対処ができる権限も持っています。

DropboxBusinessは「管理者」によるユーザー管理が可能

2. Dropbox Businessは便利な共同作業機能が充実

Dropbox Businessの共同作業機能を使って、次のようなことができます。
■データ紛失のリスクや競合コピーを最小限に抑える
■チームメンバーごとのログイン情報を必須にし、ファイルのセキュリティを高める
■チームから退会したメンバーを削除するなど、きめ細やかな共有管理が可能
■チームメンバーが、個人用ファイルと対外的なやりとりを行うファイルをわけて保管可能

Dropbox Businessの共同作業機能

3. 無料の個人版「Dropbox Basic」からの移行

無料の個人版Dropbox Basicをすでにご利用いただいている場合、Dropbox Businessアカウントへ簡単に移行できます。保存済みのコンテンツの変更や、ファイルの保存先・共有フォルダの関連性・リンク済みのデバイスなどの設定はそのまま引き継ぐことができます。
移行のパターンは大きく以下の2種類です。
3-1: Dropbox Businessを管理者として利用する場合
3-2: Dropbox Basic利用者をDropbox Business環境のメンバーに招待する場合
それぞれのケースについて詳しく手順を紹介していきます。

3-1. Dropbox Businessを管理者として利用する場合

Dropbox Basicを利用していた人が、そのままDropbox Businessの管理者になる場合です。

  1. ❶たのめーる ソリューション・製品サイト(リンク)からDropbox Businessを申し込みます。 ページ内の「お申し込みについて」をご一読いただき、「たよれーる Dropbox Business Standard」もしくは「たよれーる Dropbox Business Advanced」を選択し、「お申し込み」ボタンをクリックします。
    たのめーる ソリューション・製品サイト(リンク)からDropbox Businessを申し込みます
  2. ❷申込みフォームを入力していくと「契約者情報入力」画面で「実務担当者情報」を入力する箇所があります。 そこで、現在Dropbox Basicを利用している人の情報(氏名やE-mailアドレス)を入力していただければOKです。 入力したE-mailアドレスをキーにしてDropbox Businessの環境が設定されるので、契約確定後に環境がDropbox Businessにアップグレードされます。もちろん保存していたデータもそのまま引き継がれます。
    申込みフォームを入力していくと「契約者情報入力」画面で「実務担当者情報」を入力する箇所があります
  3. ❸契約完了後、招待メールが届きます。
    契約完了後、招待メールが届きます。

3-2. Dropbox Basic利用者をDropbox Business環境のメンバーに招待する場合

Dropbox Businessの管理者から、Dropbox BasicユーザーをDropbox Business環境へ招待することができます。招待メールからチームに参加すると、Dropbox Basicユーザーの環境がDropbox Businessにアップグレードされます。
管理者側の手順とメンバー側の手順に分けてご説明します。

Dropbox Basic利用者をDropbox Business環境のメンバーに招待する場合

管理者側の準備・手順

ステップ 1: Dropbox BasicのユーザーをDropbox Businessの環境に招待する

Dropbox Businessの管理者は、Dropbox BasicのユーザーをBusiness環境に招待する(Businessのチームメンバーに加える)ことができます。

Dropbox Basic利用者をDropbox Business環境のメンバーに招待する場合

ステップ2: 招待を承諾してもらう

招待したメンバーに招待メールが届きます。チームに参加するには、この招待を承諾してもらう必要があります。

ステップ3: フォルダの権限を設定する

フォルダをチームメンバーと共有できるように、管理者は利用開始前にフォルダ構造や権限の設定が適切であることを確認してください。

メンバー側の準備・手順

招待を承諾してチームに参加する

  1. ❶移行したいファイルとフォルダがすべてDropboxに保存されていることを確認してください。
  2. ❷Dropbox Businessチームに移行したくないファイルとフォルダを削除してください。
  3. ❸メールアドレスを確認してDropbox Businessチームに参加してください。
  4. ❹招待されたDropbox Businessチームに参加するには、招待メールを確認します。メールの[チームに参加する]をクリックしてください。
    招待されたDropbox Businessチームに参加するには、招待メールを確認します。メールの[チームに参加する]をクリックしてください。
  5. ❺ユーザー名とパスワードを使って既存のDropboxアカウントにログインします。

4. 有料の個人版「Dropbox Professional/Plus」からの移行

Dropbox Professional、またはDropbox PlusからDropbox Businessへ移行するには、たのめーる ソリューション・製品サイトからの申し込みが必要です。

※保存していたデータは引き継がれますが、返金の可否については販社様や移行前のご契約プランによって異なります。詳細は移行前のご契約のサポート窓口にご確認ください。

  1. ❶たのめーる ソリューション・製品サイト(リンク)からDropbox Businessを申し込みます。
    ページ内の「お申し込みについて」をご一読いただき、「たよれーる Dropbox Business Standard」もしくは「たよれーる Dropbox Business Advanced」を選択し、「お申し込み」ボタンをクリックします。
    たのめーる ソリューション・製品サイト(リンク)からDropbox Businessを申し込みます。
  2. ❷申込みフォームを入力していくと「契約者情報入力」画面で「実務担当者情報」を入力する箇所があります。
    そこで、現在Dropbox ProfessionalまたはPlusを利用している人の情報(氏名やE-mailアドレス)を入力していただければOKです。
    入力したE-mailアドレスをキーにしてDropbox Businessの環境が設定されるので、契約確定後に環境がDropbox Businessにアップグレードされます。もちろん保存していたデータもそのまま引き継がれます。
    申込みフォームを入力していくと「契約者情報入力」画面で「実務担当者情報」を入力する箇所があります。
  3. ❸契約完了後、招待メールが届くので、[チームに参加する]ボタンをクリックし、ログインしたら切り替え完了です。 メールが届いた時点でDropbox Businessは利用開始となり、利用料金が発生します。この招待メールからログインしないと、元のプラン(Dropbox Professional/Plus)は解約になりませんのでご注意ください。 ログインして初めて切り替えとなり、元のプランの残金の返金処理も行われます。ログインをしないでいると新旧両方のプランの請求が発生しますので、ご注意ください。
    契約完了後、招待メールが届くので、[チームに参加する]ボタンをクリックし、ログインしたら切り替え完了です

以上のようにDropbox BasicからたよれーるDropbox Businessへの切り替えはとても簡単になっております。ご不明な点があれば、大塚商会たのめーる ソリューション・製品サイト窓口までご相談ください。
お電話でのお問い合わせ 0120-528-258 平日9:00~17:30(弊社休業日を除く)

提供するサービス

たよれーる Dropbox Business の紹介サイト