ビジネスで使うPDF
プラスアルファの使い方 -パート2-
2017年1月27日
ビジネスにおいて文書のやり取りをする時は、PDF形式で受け渡しをするのがスタンダードです。
前回、ビジネスで使うPDFプラスアルファの使い方では、分割・統合、パスワード設定等をご紹介しましたが、もっと便利に使える機能をご紹介します。
目次
- 1. Adobe Acrobatとは?
- 2. 文書に「透かし」や「墨消し」を入れる
- 3. PDFファイルの軽量化
- 4. 紙文書をスキャンして活用
1.Adobe Acrobatとは?
PDF作成の代表的ソフトは、アドビ社の「Adobe Acrobat DC」(以下、Acrobat)です。
機能をご紹介する前に、そもそもAcrobatとは何をするためのソフトなのでしょうか?
AcrobatとはファイルをPDFに変換・編集・加工できるソフトです。利用環境(パソコン 、タブレット、スマートフォンといった端末やOS)にかかわらず、レイアウトを崩さずに、だれでも見られます。Acrobatには、Pro/Standardという二つのプランがあります。
ちなみに、Acrobat Readerは、同社から無料で配布されているファイルの閲覧や印刷、注釈の追加をするためのソフトです。文書そのものを変換・編集・加工はできません。
2.文書に「透かし」や「墨消し」を入れる
Acrobat Proの「透かし」機能を使うと、文章に「社外秘」「見本」「コピー禁止」等、注意喚起を入れられます。ロゴや画像を文字の背景として追加もできます。また、「墨消し」の機能で、個人情報や機密性の高い特定の情報を黒く塗りつぶせます。
3.PDFファイルの軽量化
メールにファイルを添付する時に、容量が大き過ぎて送受信ができずに困った経験はありませんか?AcrobatならPDF化して圧縮できます。既存のPDFも再圧縮ができます。
4.紙文書をスキャンして活用
紙文書をスキャナーで読み込み、テキストデータにして再活用できます。データ内の文字検索もできます。元データがなくなってしまっても、印刷した紙があれば、再作成する必要もありません。
まとめ
- 無料のAcrobat Readerは編集する機能がないので、編集するならAcrobat!
- Acrobatには、Pro/Standardの二つのプランがある。
- 文書に「透かし」や「墨消し」を入れたければ、Acrobat Pro!